
選挙の時期になると、テレビや新聞、ネットニュースなど、様々な媒体から多くの情報が飛び交います。 私たちはそれらを判断材料にして一票を投じるわけですが、果たしてその情報は本当に「中立」で「正しい」ものなのでしょうか?
今回は、情報の受け取り方(メディアリテラシー)と、私たちが精神性を高める上で欠かせない「判断力」について考えてみたいと思います。
北欧の教科書が教える「疑う力」
「幸福度ランキング」などで上位常連の北欧諸国(フィンランドやスウェーデンなど)では、幼少期からの「メディアリテラシー教育」が非常に進んでいます。
現地の教科書や授業では、「メディアの情報には必ずスポンサー(資金提供者)がいる。だから情報を鵜呑みにしてはいけない」といった内容が、当たり前のように教えられています。
「誰が、何のためにこの情報を発信しているのか?」 「この情報の裏には、どんな意図があるのか?」
子供たちは常にこの視点を持つよう訓練されており、テレビや新聞の情報を盲信せず、批判的に読み解く価値観が社会に浸透しています。
日本の現状と「スポンサー」の影響力
一方、日本はどうでしょうか。 テレビや新聞が報じる内容を、「公共の電波で言っているのだから正しいはずだ」と疑いもなく信じている方が、まだ多数いらっしゃるのが現状ではないでしょうか。
しかし、民放のテレビ局や新聞社もビジネスである以上、スポンサーの存在は無視できません。
環境問題報道の裏側(一例)
例えば、温暖化対策として「二酸化炭素の排出が少ない〇〇という製品が注目されています」という報道があったとします。
もし、その製品を作っている大企業が番組のスポンサーだった場合、どうなるでしょうか。 たとえその製品が、人道的に問題のある国で製造されていたり、日本の排出量全体から見れば誤差程度の効果しかなかったとしても、そうした「不都合な真実」は伏せられがちです。
結果として、ポジティブな側面だけが強調された「偏った情報」が、さも客観的なニュースであるかのように届けられることになります。
報道の自由度ランキング
こうした構造的な問題も影響してか、国際的な評価機関(国境なき記者団)による「報道の自由度ランキング(2024年)」において、日本は70位(G7の中で最下位)という結果が出ています。 対して、メディアリテラシー教育が進むノルウェーは1位、デンマークは2位、スウェーデンは3位と、北欧諸国が上位を独占しています。
「善意のある人」こそ、正しい知識が必要
私たちのように精神世界や心霊科学に関心を持つ方々は、「他人を幸せにしたい」「世の中を良くしたい」「正しく生きたい」という純粋な善意を持った方が多いように思います。
しかし、どれほど動機が善であっても、「無知」であれば判断を誤ります。 偏った情報を信じ込み、良かれと思って取った行動が、結果として誰かを傷つけたり、誤った方向へ加担したりすることもあり得ると考えられます。
だからこそ、私たちには「正しい知識」と「冷静な判断力」が必要です。
- テレビや新聞を盲信しない。
- 気になった報道は、ネットで検索して一次情報を調べる。
- 自分とは反対の意見も読み、多角的に検証する。
こうした地道な努力こそが、物質偏重の現代社会で「真理」を見失わずに生きるための防波堤となります。
シルバーバーチの言葉
最後に、スピリチュアリズムの至宝、シルバーバーチの言葉をご紹介します。
いくら善人でも無知から霊的な罪を犯すことがあり得ます。・・・あなたが善人であるか悪人であるか、それは関係ありません。あなたのすることはそれ相当の結果が生じます。ですから、知識を増やすことです。霊格を高めることです。そうすれば霊的法則の働きについて一層の理解がいき、それによって人生を規制していくことができます。
シルバーバーチの霊訓(二)p51
【お知らせ】 九州和の会では、こうした「正しい知識」と「心の在り方」を学ぶ例会を毎月開催しています。






