
最近、病気とまではいかなくとも、「気分がうつうつとして喜びを感じられない」「些細なことでイライラして周囲に当たってしまう」「漠然とした不安を抱えながら生活している」という方が増えているように感じられます。
今回は、こうした現代ならではの精神的な不調の背景と、心を穏やかに保つためのヒント、そしてこの時代が持つもう一つの側面について考えてみたいと思います。
現代の心の不調と「休まらない脳」
こうした精神的な不安定さの大きな要因の一つとして、スマートフォンやパソコンの長時間の使用が深く関係していると考えられます。
常に膨大な情報にさらされ、急激にストレスが増加する一方で、頭や精神をゆっくり休める時間が少なくなってしまっていること。これはある意味で、現代病と呼べるものかもしれません。
スピリチュアルな世界では、「マイナスな思考や感情を持つと、マイナスの結果が引き起こされる」と考えられています。そのため、なるべく前向きな精神を維持するように努めることが大切です。 しかし、その法則に気づかないままマイナスの感情を膨らませてしまい、周囲に悪影響を与え、結果として周囲も自分自身も苦しい状況に追い込んでしまっているケースが往々にして見受けられます。
心身のバランスなくして、前向きな思考は保てない
こうした悪循環を断ち切るためには、まず「どのような思考や感情がマイナスであり、何がプラスなのか」を知ることが第一歩となります。
しかし、頭では「前向きでいよう」と理解していても、強いストレスによって心身のバランスを崩している状態では、なかなかプラスの精神を維持することはできません。無理にポジティブになろうとしても、かえって心に負担をかけてしまうこともあります。
だからこそ、まずは「パソコンやスマホの長時間の使用が心身に影響を与える」という事実を理解し、意識して「デジタル機器を使用しない時間(デジタルデトックス)」を作ることが非常に大切です。ストレスが急激に増えている今の時代、私たちはこれまで以上に、自らの健康に留意していくことが求められています。
日常生活のストレスと心労、あるいは利己心や邪心や強欲が生み出す不自然な緊張、こうしたものは物的存在のすべての息の根を止める毒薬です。
シルバーバーチの霊訓(九)p37
災い転じて福となす―「ヒーリングの時代」への転換
スピリチュアルの世界では、現代は「ヒーリングの時代」とも言われています。 これほどまでにストレスや心の不調が蔓延している状況を鑑みると、やはり必然的にそのような時代に向かっているのではないかと考えさせられます。
しかし、物事は「塞翁が馬(さいおうがうま)」であり、災い転じて福となす側面も持ち合わせています。
例えば、大きな災害をきっかけにボランティア活動が盛んになったり、戦乱の世であった戦国時代に深く哲学的な思想が普及したりした歴史があります。 それと同じように、現代社会で心身の不調が増えているからこそ、ヒーリングや心の在り方に関心を持つ人、これまでの生き方や思想を根本から見直す人が増えているのではないでしょうか。
苦しい状況を乗り越えようとするプロセスの中で、「より良い世の中にしたい」という志の高い人や、自らのことだけでなく他者を思いやる「利他的な生き方」へとシフトしていく人が、これからさらに増えていくのかもしれません。
九州和の会では、こうした心の在り方や、より良い生き方のヒントについて、皆様と共に学びを深めております。心身を休め、ご自身の内面と静かに向き合う時間を持ってみませんか。
【お知らせ】 九州和の会では、こうした思想について共に学び、心を深める例会を毎月開催しております。 10月の例会については、以下の案内をご覧ください。






