現世の人間にとって、最も重要な事は、基本的には、この世の人間としての勤めを果たすことであり、それは、自分の才能を開花させて社会に貢献する中で、色々な気づきを得て人格を高めていく事であると考えられます。(※1)

しかし、日本の精神風土には、キリスト教国などと比較して、血縁を重視する傾向があり、ご先祖様も十分浄化されていない場合は、子孫に頼ってこられる事も多いと思いますし、浄化されている場合でも、子孫に力を貸したいと思われる方が多いと考えられます。(※2)

そのため、ご先祖様に浄化向上していただくためにも、この世の人間としての勤めを果たす上で力を貸していただくためにも、祖霊祭は意義のあることだと考えられます。

日本心霊科学協会で祖霊祭を行う事の意義に関しては、日本心霊科学協会は歴史ある信頼性の高い団体であり、生前、日本心霊科学協会で活動されていた霊格の高い方々が、霊団を形成し、祖霊祭において、ご先祖様の浄化向上に力を貸して下さると考えられますから、ご先祖様にとっては、浄化向上のための一つの大きな契機になると考えられます。

また、念を送ってくださる霊的能力者の先生も霊性の高い方がいらっしゃいますし、日本心霊科学協会の会員の方も、霊性の高い方が多くいらっしゃると考えられますから、そのような方が一堂に会して念を送るという事を考えても、非常に大きな力が得られると考えられると思います。

現世の人間にとっても、人から愛念を送られれば、向上のための力となると思いますが、あの世は思念の世界(※3)であるため、現世よりも、直接的に人からの念の影響を受けると言われています。

そのため、祖霊祭でご先祖様に真摯に祈りを捧げる事は、この世の人間に対する念と比較して、非常に大きなエネルギーになると考えられます。(※4)

このような事を踏まえて考えれば、祖霊祭の意義、重要性というものが深く理解できるのではないかと思います。

  • ※1 シルバーバーチの霊訓(十)p32「どういう種類のことであっても結構です。自分の能力を伸ばして他人への援助を啓発のために活用する―それがあなた方のなすべきことです。」
  • ※2 心理学には運命心理学という分野がありますが、それには、先祖の欲求が家族的無意識に刻まれており、それが子孫の行動を決定づけるとされています。
  • ※3 シルバーバーチの霊訓(十)p70「こちらの世界では思念で通じ合っています。お互いに思念を出し合い、それだけで通じ合えるのです。霊界では思念は実体のある存在なのです。」
  • ※4 どのような生き方をすれば天国に行けるか、地獄に落ちてしまうか、地獄で苦しんでいる霊への祈りはどのような効果があるかを具体的に知りたい場合は、天国や地獄にいる霊からの通信の内容を記した、「天国と地獄(Ⅰ)、(Ⅱ)」(アラン・カルデック)を参考にされると良いと思います。(ただし、19世紀半ばの通信であるため、現在とは状況が異なっている事を考慮する必要はあると思います。例えば、地獄で苦しまれている霊に関しては、現在は、この時代ほど苦しまれていないという可能性もあります。)
  • ※5 祈りとは何かを知りたい場合、シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A第一章祈りの部分を読まれると良いと思います。

※ 一個人が、祖霊祭(先祖供養)をスピリチュアリズム的(心霊学的)に解釈したものであり、団体の見解を代表するものではありません。