天使(善)と悪魔(悪)の選択

季節は早くも初夏を迎え、日差しの中にも夏の気配を感じるようになってきました。

皆さま、お元気にお過ごしでしょうか。

私が精神世界について学び始めたとき、痛感したのが「知識」の大切さでした。

これは、自分自身が、それほど霊能力が高い方ではなく、理性的な判断を重視しているという事もあるかもしれません。

シルバーバーチは知識について以下の様な言葉を述べています。

知識は大切な財産です。なぜならば、生きるための知恵が生まれるからです。判断力が生まれるからです。

シルバーバーチの霊訓(六)p75

真の悪人といえる人間は、幸にしてきわめて少数です。罪悪の大半は、それを罪悪と呼ぶならばの話ですが、無知、間違った育ち方、誤った教育、迷信等から生まれているものです。

シルバーバーチの霊訓(三)p23

シルバーバーチは、瞑想を通して直感力を高める事の重要性を説く一方で、知識や経験に基づく理性的判断の重要性についても繰り返し言及しています。

これを目にしてどのように思われるでしょうか。

確かに、世の中には様々な問題が山積しているが、問題の原因を作り出している人間の多くが、悪気があってやっていることではなく、「無知」からやっているのではと思われるかもしれません。

これは、子どもや唯物主義的な思想、環境にどっぷりと浸かってしまっている人達を見ていると良く理解できるものかもしれません。

しかし、これからのAIの進化により、人類の知識量は飛躍的に高まる事が予想されます。

それだけ、判断力が高まってくると考えられるわけです。

ただ、またそれもAIを作り出す人間の道徳心、思想、哲学により、人類の福利にとって有益なものになるか、有害なものになるかが決まってくると考えられます。

一部の権力者にとって都合の良い情報を垂れ流して、大衆をコントロールする道具にもなれば、人類を啓蒙し、正しい認識、判断(利他主義、博愛主義、互助の精神等)へと導くための叡智を提供するための偉大な啓発者に変えることも可能になるのではないかと思います。

また、AIを利用する側も、どのような情報を受け取りどのような情報を発信するか、その判断力が問われると考えられます。

アインシュタインは以下のような言葉を述べています。

人類が、高い道徳基準を告げ知らせる者を、客観的真理を発見する者の上に置くのはしごく当然です。仏陀、モーゼ、イエスのような人物に人類が負っているものは、私たちにとっては、詮索好きで理論をあれこれ立てたがる人たちの業績をすべて合わせたよりも高い位置を占めています。

アインシュタインは語る

アインシュタインほどの超一流の科学者ともなれば、倫理・道徳・思想・哲学といったものの価値を深く理解していたのではないかと思います。

さて、6月の例会を下記の通り開催いたします。

人は様々な活動を通して、多種多様な人、価値観に接することで物事や自分自身をより深く理解し、より良い生き方が出来る様になっていくものではないかと思います。

和の会をそのような自己啓発の場としてもご利用いただければ良いのではないかと思います。

※ 7月の例会は、当初予定していた27日(正友ビル)から20日(新光ビル)に変更になりましたのでご留意下さい。

一 期日  令和7年6月22日(日) 
二 場所  正友ビル(福岡県福岡市中央区天神4丁目5−20)
三 行事
  10:00~11:30 読書会(参考書:シルバーバーチは語る)
          個人相談(担当 龍英一郎)
  13:00~14:30 精神統一会・霊査(担当 龍英一郎)
  14:30~16:00 ワークショップ
  16:00~17:00 役員会
四 費用  例会参加費 会員2000円、非会員3000円
      個人相談料 会員3000円、非会員4000円
(会員料金での参加ご希望の方は、会員証をお持ちください。)

以上

九州和の会 事務局 白壁 正幸