拝啓
新型コロナウイルスの感染状況は第7波ともいわれ、福岡、東京も感染者数が減少することはありません。
一方、ウクライナに対するロシア侵攻は暴挙として歴史上に汚点を残すでありましょうが、とにもかくにも人命優先のため停戦を真剣に願わざるを得ません。
こうした世界・日本の状況の中、私たち心霊主義者(スピリチュアリズムを標榜する者)にとってまず祖霊に対する感謝と日々の平安と弥栄を願うことは世界平和に通じるものです。
ともすれば目の前の事態にこだわり、自己中心の欲深い姿勢や思考による行動が散見される時代ですが、私たちを根底から支えていただいている祖霊に感謝の思いを持ち、現在の有り様に「ただ、ただありがたし」と思いたいものです。
その証の一つがこの祖霊祭への祈願申込ではなかったかと思います。
「九州和の会」は前身の(財団法人)日本心霊科学協会福岡支部が昭和44年に発足して以来、一回たりとも途絶えることなく「祖霊祭」を実施してまいりました。
我々を支えていただく祖霊のみたまに感謝することと祖霊の進化向上を願うのは当然のことです。
申し込んでいただきました皆様に厚く御礼申し上げます。
コロナ禍の中、役員の方だけで実施した令和2年もありましたが、今年は昨年に続いて参加希望者全員にて本祭を警固神社にて執り行いました。
また前夜祭とお焚き上げは私、龍が座ります熊本県玉名郡南関町相谷の自坊にて厳修しました。実施日時は下記のとおりです。
前夜祭…4月9日 14時30分~
祈願書一枚一枚に参加者8名が祈念しました。
その荘厳は下記の写真です。
本 祭…4月10日 12時~ 警固神社神官様を含めて20名の参加でした。
お焚き上げ…4月13日(11日の予定でしたが春の豪雨のため延期)11時~
祈願書から受け取らせて頂いた祖霊からのメッセージは概ね次のようでした。
幽界の苦しみの中でもがいておられる言葉、幽界から脱して霊界への旅立ちの宣言の言葉、現世に残るものへの激励の言葉、また人生を見直すべく示唆された言葉などでした。
例えば次のようなことです。
「死んで何年になるや、この世界は分からぬ、苦はないというが、まだまだ(こころ)満たされぬ」
「喜びと共に今はある。ありがとう、信じよ、人生は喜びに満ち溢れていることを(剃髪した僧侶の姿)」
「(刀を一閃させる武士が現れ)天井より降り来る霊波の爽やかさを感知した」などです。
厳粛な中にも穏やかに実施することができました。まことにありがとうございました。
来年もこの祖霊祭は粛々と実施させていただきます。
敬具