昇神の儀
降神の儀

拝啓

春風のさわやかな季節を迎え、皆様お健やかにお過ごしのことと思います。

新型コロナウイルスに対する恐怖も薄れ、お花見をされた方も増えたのではないかと思いますが、子孫の楽しむ姿を見て、ご先祖様も喜ばれているのではないかと思います。

しかし、このような団体に繋がりが出来たということは、やはり、先祖が何らかの問題を抱えていらっしゃることも多いと思われますので、祖霊祭の重要性を再認識させられます。

今年度の祖霊祭は、例年通り、前夜祭、本祭、お焚き上げを行いましたが、本祭に関しては、伽羅さんと龍代表が協力して、祈りの念を届けていただきました。

前夜祭…4月8日 14:00~

龍代表の寺院において、祈願書一枚一枚に参加者8名で祈念しました。

前夜祭
図1 前夜祭

本祭…4月9日 12:00~ 

警固神社の改装による料金の高騰のため、本年度は、新光ビルにて行いました。

式の内容も、伽羅さんに龍神を降ろしていただき、瀬尾理事長に岩笛を吹いていただく形になり、形式的にも霊的にも、前年度までとは大分異なる式が開催できたのではないかと思います。

祖霊祭式次第
図2 式次第
降神の儀
図3 降神の儀
祖霊祭集合写真
図4 集合写真

お焚き上げ…4月10日 11:00~

龍代表の寺院にて実施しました。

図5 お焚き上げ

降神の儀(龍神を降ろす儀式)の際には、エネルギー変化を感じた方もいらっしゃったようですが、自分自身は、正直なところ、取り立てて霊能が優れているわけではありませんので、はっきりとした変化を感じることは出来ませんでした。

しかし、龍代表など、ある程度霊能のある方には、強いエネルギーを感じ取ることができるようですので、そのような方の意見を参考に、霊的な価値について検討することは重要な事であると考えます。

もちろん、カルトなど極端な思想に陥ることは避けねばなりませんが、そうでない限り、ある程度、柔軟に新しい技術を取り入れていくことが、発展には必要なのではないかと思いました。

今回は、祈願、降神、昇神、司会、岩笛、祈願書の読み上げ、来賓の紹介、会場の設営、受付、買い物等、様々な人達の協力の下、会を実施することが出来ましたが、祖霊祭自体が、霊的に非常に意義のあるものと考えられますので、協力していただいた方の中にも、霊的な支援を受けていらっしゃる方があるのではと思います。

利他的な行為をすることが、霊的に見て意義のある事であれば、そこには、霊界からの援助があり、霊的エネルギーが人間に作用して、霊性開花につながると考えられています。

魂の成長は、自分を役立てることによってのみ促進されるのです。他人のために自分を忘れているうちに、大きさと強さを増すのです。

シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A p173

一部の人間に任せるのではなく、参加者全員で会を作り上げることにより、参加者の霊性、知識量、技術力が向上し、その人がさらに人々の救済に役立つ人材へと成長を遂げる。

そのような好循環が生まれれば、おのずと、多くの救済活動が成就できるのではないでしょうか。

積極的に活動に参加し、霊的な成長を目指したいものですね。

現代は、釈迦がこの世で活躍した2500年前、イエスが生きた2000年前、その他の聖賢が生きた時代とは、環境が全く異なっています。

近年、社会は急激に複雑化、高度化し、霊的真理を普及させるにも、一握りの人間の知識や技術では対応できなくなっているように思われますし、全体として、人類の霊性は向上し、霊的真理の価値を直感的に理解できる人間の数も増えているように思われます。

現代は、共生社会、多様性の時代と言われていますが、精神世界においても、様々な人達が、自分の置かれた立場、主義、主張等から生じる垣根を取り払い、より良いサービスが提供できるように協力していくことが重要になるのではないかと感じました。

この祖霊祭を契機として、霊界が浄化されることにより、少しでも祈願された方が浄化向上されますことを心よりお祈り申し上げます。

敬具