長所と短所の中で長所を虫眼鏡で大きくしている写真

春の訪れを感じる季節となり、桜の開花が待ち遠しい頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

霊的な事を学ぶ上で、霊性を高めるということは大切な事だと思いますが、そのためには、理性的判断力を養う事も大切な事だと考えらえます。

そして、物事の善し悪しを判断する上で、思想、哲学、宗教、倫理、道徳といったものを学ぶことは重要な事であると思われます。

それによって、私たちは、他人や自分自身を幸せにして、より良い社会に変えていくための判断力を養う事ができるようになると考えられます。

しかし、このような事を学ぶという事は、善悪の判断がつくようになる、物の道理が分かるようになるということも言えますが、同時に、他者の悪い所、問題点が目に付くという事も起こると考えられます。

また、それは、往々にして、社会に悪影響を及ぼすような重大な問題などではなく、現時点での自分なりの価値観、個人的感情から生み出された、取るに足らないような批判的視点であることがあるように思います。

このような点を俯瞰して眺めてみると、私たちは、霊性の向上を望むものであるならば、努めて、他人の短所にはなるべく目をつむり、長所に目を向けるようにすることが重要のように思います。

以下はガンディーの言葉です。

私は悪事の多いことをもって人を裁かない。自ら不完全な人間であり、寛容と博愛を求める者として、実りある忠告の好機を見出すかつくり出すまで、私は人の欠点に寛容である。

今こそ読みたいガンディーの言葉

シルバーバーチの霊訓にも同様の趣旨の言葉が記されています。

人間は誰一人として完全な者はいません。煩悩をそなえた存在であり未熟であるが故に、時には的はずれのことを考えて間違いを犯すものです。だからこそお互いに寛容と慈悲と受容性と愛が大切となるわけです。

シルバーバーチの霊訓(十二)p72

人の上に立つ人格的に優れた人を見ていると、このような謙虚さや寛容さ、前向きさを感じ取ることができるような気がします。

自分も見習わねばならないと思います。

どのように考えられるでしょうか。

それでは、2025年3月の例会の案内をします。

3月は東京本部から塚田恵子先生がお越しになります。

自分自身の度量を深め、様々な人を理解できるように器を大きくするには、多種多様な人と接することが大切ではないかと思います。

そのための機会としても価値ある会ではないかと思いますので、ぜひともお越しいただければと思います。

一 期日  令和7年3月9日(日) 
二 場所  正友ビル(福岡県福岡市中央区天神4丁目5−20)
三 行事
  10:00~11:30 読書会(参考書:シルバーバーチは語る)
          個人相談(担当 塚田恵子)
  13:00~14:30 精神統一会・霊査(担当 塚田恵子)
  14:30~15:00 祖霊祭の話し合い
  15:00~16:00 座談会
  16:00~17:00 役員会・祖霊祭の練習
四 費用  例会参加費 会員2000円、非会員3000円
      個人相談料 会員3000円、非会員4000円
(会員料金での参加ご希望の方は、会員証をお持ちください。)

以上

九州和の会 事務局 白壁 正幸